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心を聴き共に考え共に歩む我が学童 [子育てサロン向け “歌のおにいさん”]

 実は去年の学童最終日(12月26日)、

≪1年の締めくくり。子ども達の今の気持ちを聞いてみたくなって≫

わが学童でも急遽 反省会を行うことに・・。

 

当日 学童に来てた子供たち20人あまり。

ザッキ~先生に怒られたことで 特に印象に残ってるもの をそれぞれ発表してもらった。

作文に慣れてない1年生からはじめ最後5年生まで

発表のあとに 各先生からの質問&コメントを添えてね・・。

 

1年生のAは学童に入ってきたころ同期の女の子がザッキ~先生に怒られたのをみて

“こわいせんせいだな~”と思ったと発表してくれた^^

彼女を怒った内容は名前を間違って呼んだ先生に対する指摘の仕方・態度がマナーを逸脱するものだったから・・。

◆これは 今の子の特徴でもあるんだろうけど

境界線が分らなくなって ついつい悪ふざけしてしまうケースのひとつ・・。

・各ご自宅で普段何気なくやっている(交わしていて)お母さん・お父さんに許してもらってるそれを状態に合わせて切り替えるという作業が出来ないために起こるもの・・なんだけど ね・・

学童入ってきたばかりの子たちは ほとんどこれでザッキ~先生に怒られることが多いかな・・。

 

1年生のカリスマ的存在だった彼女にしゃんとした態度を見せることで

一気に1年生全体を束ねられる機会かも?って狙いもあり

ピノキオのように高くなってた鼻をちょっとへし折った。

 

◆いつの時代もそうだけど

自分に持ってない指揮力*発想力をもった子っていうのは周りを押さえつけ従えてしまうもの、この彼女もまた性別問わず(学童入所初日から)周囲を従えてしまっててね?

 

可哀想と思われるかもしれないけど

この中で誰をボスと認めるか?認めさせるか?ってのは

意外に大事なことでね・・。

自分がそれまで育ててきた学童最上級生たちも

ザッキ~先生がどんな態度で彼女と接するのか?裁くのか?見てるわけだから・・

1年生だから、下級生だからという理由でそれらを免除することは出来なかったんだ。

学童の主としてやっておかなくちゃいけないこと・・なんだ。

 

初日の観察で 学習力が高い子達の集まり と彼らの性質を悟ってたザッキ~、

その性質を利用したってことだね・・。

予想通り 彼女が叱られたのを見た他の1年生たちはザッキ~先生に怒られまいと

同じ過ちは絶対起こさず その後を過ごしていった・・。

 

********☆ 

自分の大好きな友達を誰にも取られたくない!という理由から周囲に命令を下してた3年C(女の子)もまた ザッキ~先生に鼻をへし折られた口である。

なんだか うちの学童はけっこーブルジョア?インテリな子供たちが多く集まってる学童で^^:

そのためかどうか分んないけど

他に対して 我侭がエスカレートしちゃう時がある・・。

とかく女の子の集団においては こういう仕切り屋の上級学年の存在っていうのは

目の上のたんこぶ・・。

下級生のストレスを生み出す要因にもなり。。

“学童行きたくない・・” って1年生さえ生み出す結果ともなるわけで

学童の主としては 放っておくわけにもいかない。

 

折に触れ(機会ごとに)Cに 自分のどういうところがいけないのか?教えているが・・

まだ 時間はかかりそうだ・・。

※女の子は ほんと。。一筋縄ではいきません 

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*********☆

3年のBは

先生の目を盗み公園の柵を越えてサッカーボールを取りにいって叱られた事が心に残ってる・・と言った。

このBはとってもやさしい子で

空気が読めるって言うか、大人の目もちゃんと見れるし

普段はちゃんと冷静な判断が行える子・・なんだけどね^^:

公園に出かける際に注意事項として“危ないから柵を越えてボールを取りに行くことはしちゃダメ!”とうるさく言っておいたのにも関わらず

おそらく上のおにいちゃん達にイイとこ見せたいと思ったのだろう・・

用水路手前に落ちたボールを1人で柵飛び越えて取りに入った所を

自分に見られてしまったわけ・・。

 

自分と目が合ったときのBの顔。。

申し訳なさそ~な顔するんだ またこれが・・。

もうすでに学童きて3年目だからね。。

ザッキ~先生がどんな先生か?ってのは痛いほど分ってて。。

怒られるのも承知のBのこと。。

 

涙をいっぱい浮かべて『今度やったら学童みんなのコップ洗いをします』と謝罪。。

この時も 他の子(学童入ったばかりの1年生)も事の一部始終みてたから

どうして先生が柵を越えてボールをとりに行っちゃいけないって言ったのか?

その理由と 先生の役割(自分たちが守られた存在だということの認識)について話しておいた。

瞬間を逃しちゃいけないからね・・。怒る時、そして教育する時の・・。

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**********☆

あまりに自分の工作に夢中になりすぎてて 先生に怒られたD君グループ

『DとKとNは もう丸テーブル行ってていいよ!』

そう怒鳴られ 学童の出入り口扉までやってくるが リーダーのD(小2)だけ手前で立ち止まりザッキ~の顔を見つめる。

『なに?D、何か言いたいことあるの?』 と聞くと

『ごめんザッキ~、僕たちがいけなかったから。。もうしないからゆるして?』

そう涙目で訴えてくる。。

さすが2年生リーダー、ザッキ~先生の性格も泣き落としに弱いことも心得てる。。

でも どんなことしても正す時には正さなくちゃいけないのが学童主としての役目・・

今一番に何をやらなくちゃいけないのか?

集団の生活で自分がやらなくちゃいけないこと・・

“自分の思いにブレーキかけて 他と合わせなくちゃいけない時”

それを 頭の良いDに諭した。

すでに丸テーブルに移ってたK、Nたちにも

『Dが間違ったことをしたら ちゃんと教えてあげれる友だちでいなさい』

そう伝えてた。

***********☆

 

そういえば 年末 学童最終日にも 食事のマナーのことでCを怒ったっけ・・。

 

『配膳をしたい!』 そう言って5人ほどの女の子たちが大テーブルに集合、上級生のCがそれぞれの役割分担を決め

どうも“ご飯を盛り付ける役”をCがやりたかったみたいで?

他の子たちはそれぞれ味噌汁や惣菜を食器に盛る役を担当、

O先生見守る中 いつものように楽しく配膳を行ってた。

 

トイレから戻ったザッキ~、何気に大テーブルの彼らを見たら

『熱い~』と言いながら指についたご飯を食べながら配膳をしてるCの姿が目に飛び込んできたl゜O゜:l/

 

あなたなら・・どうします?

見て見ないフリ・・しますか???

 

ザッキ~は 見て見ないフリなんて 出来なかった狼

“学童は家族”

悪いけど 一旦自分がお預かりした子供たちは

自分の息子 娘だと思って育てさせていただいてるからね・・ザッキ~。

 

『お家で それが認められてても 先生は許さない』

『熱いならすぐ水で冷やしておいで。。

指についたご飯を食べるのはみっともないことだよC・・』

そうCに言った。

 

◆もったいないと 指につくご飯を食べたのかも知れない

だけど 配膳係というのは衛生的かつ真剣にやらなくちゃいけない仕事であって笑いながら ふざけてやる仕事ではない。。

 

誰の口に入るか?分らない食事に 自分の唾が入るかも知れない、

そんなものを皆は食べたいか? (ディズニーランドの例を取り上げ)子ども達に話をした。

仕事を引き受けたらそれだけの責任もともなってくる

そんなことをC含め 全学年の子に教える機会だったから・・

 

すでに給食を自分のテーブルに運び終わった子供たち、

食べたいのを我慢して ザッキ~の話、自分の事のように聞いてくれてた。

 

********☆

何が変わったかって 

この1年で 子供たちは聴く体勢が素晴しくよくなった。

自分の事じゃないから構わない・・

そんな風に思う子は 自分の学童には誰一人としていなくなった。

 

そして 共に一緒に歩いていこうとする団結力もでてきた。。

《これはきっと 子ども達にサッカー教えてくれてるO先生のおかげだと思ってる^^b》

 

DSC03463.JPG

 

やさしい眼差し、厳しい心。

家族的なふれあいをしながらも ここぞという時には本気で叱る・・

それぞれに 一番あった道を教えられる存在でありたい。

"心を聴き ともに考え ともに歩む 学童"

2014年 あらたな心で子ども達と一歩一歩ޥդ

 


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